ゴミ
- ☪

- 2021年3月6日
- 読了時間: 1分
心臓から枝が伸びてきた
身動きが取れない
隣に、男が立っている
機械的にその人は振り下ろす
斧を
僕は細かく切断されていった
身動きの取れない僕はそれをただ感じている
ありがたい事に大した痛みはない
ただもやっとした怒りが湧いてきた
一度その行為が気になると
体が痛みだす
パキン
小枝を折るように足が取れる
心地良い音が余計に神経を逆撫でる
同じ目にあわせたいというドロリとした感情
しかし、男は相変わらず無表情
もしかしたらそういう装置なのかもしれない
生きているようには見えない
すると怒りが溶け出して
空っぽになっていく
ただ悲しみがこびりついて
ざらりと嫌な摩擦音
死んだ僕を見下ろす僕






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