遠いから大きい☪2020年11月1日読了時間: 1分朝靄の湖縁に立って山を眺めた。ずっと見ているとそれは巨大な人に見えだす。そうだとするならあの人は山ほど大きい。「遠近法に惑わされているからだ」いつの間にか隣に男がいる。「近くで見れば俺達と変わらないさ」男は当然のように言う。なるほどと僕は理解する。遠い物ほど膨らんで、巨大に見えてしまうという…そんな方法がこの世にはあったよな、と。
纏わりつく腕を上げると胞子が舞った 錦糸のような物が身体中張り巡らせられている 上半身を起こすと布団も持ち上がった 菌糸は部屋中を飲み込んでいた いつこうなったのか、思い出せない 力を抜くとすぐに倒れ込んだ メキメキと菌糸が侵食する音だけが聞こえている 声を出そうとすると...
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